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ブログ 『2010星月夜』 / グランドで 光跡つづる 星月夜 by お

日中、お日様の恵みを存分にあびて校庭を外遊びしている子どもたちに 校庭から見上げる星空を見せられたら楽しいだろうなあ。 方位の目印となる北極星の指す方向を身近な校舎をバックに確認できたらもっと身近に学べるのでは。 などと考え、撮影してみました。 (by お)

2010/08/23(月) 丸森町立金山小学校☆☆☆

2010_0823_1920to2220_180min_R.jpg
19時20分から22時20分までの180分間撮影。
沈みゆく北斗七星にねらいを定めて撮影しました。

続いてこちらは
2010_0823_2240to2440_120min_R.jpg
22時40分から翌日0時40分まで120分間撮影。
高くのぼっていくカシオペア座にねらいを定めて撮影しました。

さらに、こちらは
2010_0824_2500to2800_180min_R.jpg
午前1時00分から4時00分までの180分間撮影。
ひときわ明るい光跡はぎょしゃ座α星、カペラです。天頂付近まで高くのぼったカシオペア座はフレームの枠をはみだし、低く下った北斗七星は校舎のうしろに隠れてしまいましたが、長時間の露光によって、どの星の光跡もぐんぐん長くなり、北極星までが小さな円弧を描きはじめました。

ちなみに、こちらは、3日前の夜の一コマです。
2010_0821_2300to2400_060min_R.jpg
8月21日 23時00分から24時00分まで60分間の画像。

澄み渡った満天の星空でしたのでオプションの広角レンズを装着したものの、夜露対策をしくじってしまいまい、夜露にさらされたレンズは、ここまで写すのが限界でした。

他にも何かと同様の失敗をし続けてきた後だっただけに、日没後から夜明け前までの約8時間をフルに生かして手にすることができた今宵のショット3枚は、この夏の光跡つづり集大成として、どれも満足できる手ごたえに感じたので☆☆☆としました。

 以上、これだけ写せれば十分な部類ですが、今宵のショットは長時間の露光によって、ひとつひとつの光跡が長く、写る星の数も多くなって、どれが北斗七星かカシオペア座かも判別できないほどになってしまいました。これでは、子どもたちは驚ろいてそれでおしまいだろうと、ふと感じましたので、順々に提示できるよう次のような工夫をしてみました。

はじめに提示するのは
2010_0823_1920to1935_015min_R.jpg
19時20分から19時35分までの15分間の画像です。
 光跡が短く北斗七星の七つの星を順に確認するにはもってこい。かな。
次に
2010_0823_1920to1950_030min_R.jpg
19時20分から19時50分までの30分間の画像です。
 光跡が下へ(反時計回りに)伸びるようすを確かめることができますね。
次に
2010_0823_1920to2020_060min_R.jpg
19時20分から20時20分までの60分間の画像です。
 大きな円弧(大円)の中心にある『北極星』がはっきりと確認できます。
次に
2010_0823_1920to2120_120min_R.jpg
19時20分から21時20分までの120分間では・・・
 図らずも左隅に『自分』が写り、校庭をうろついていた証拠写真となってしまいました。。。が、それはそれでいいでしょう。
 この時間帯は『雲はあるか?』『視界はいいぞ』『この調子で晴れ続けてくれよ』・・・と、少なくとも30秒ほどは、じ〜っと動かず北天の夜空を見上げていましたので。

さらに
2010_0823_1920to2220_180min_R.jpg
19時20分から22時20分までの180分間では
 一つ一つの星の光跡が反時計まわりにぐんぐん伸びて、写る星の数もどんどん増してきました。。。という具合です。

 順に 銑イ魍稜Г靴覆ら提示していけば、いきなりイ鮗┐垢里箸楼磴辰芯鷦┯果が期待できるのではないでしょうか。。。


次のカシオペア座についても
2010_0823_2240to2245_005min_R.jpg
22時40分から22時45分までの5分間の画像では
 勘がいい子なら、カシオペア座をみつけることができますね。

2010_0823_2240to2255_015min_R.jpg
22時40分から22時55分までの15分間の画像では
 どの子も、カシオペア座をみつけることはできるでしょう。

2010_0823_2240to2310_030min_R.jpg
22時40分から23時10分までの30分間の画像では
 勘がいい子は、北極星をみつけることができるでしょう。

2010_0823_2240to2340_060min_R.jpg
22時40分から23時40分までの60分間の画像では
 どの子も、北極星をみつけることができるでしょう。

2010_0823_2240to2440_120min_R.jpg
22時40分から翌日の0時40分までの120分間では・・・
 一つ一つの星の光跡はぐんぐん反時計まわりに伸びていることから、『北天の星は反時計まわりに日周運動をしている』といったことも無理なくとらえることができるでしょう。。。。という具合。

 とりあえず4年生理科の学習の際にぜひこれを!という願いから、本校4年担任のO先生向けに記してみました。



以上です。長くなりましたので、今宵の頁はこれにて一区切りとしますが、3時間から6時間、9時間、12時間と、露光時間を長くすればするほど、さらに、どきどき・わくわくの光跡つづりができあがるだろうなあ・・・という手応えを感じたり、次なる挑戦テーマも感じとったという次第です。
 
では また
  • 撮影機材について:
     
     胸ポケットにも収まるコンパクトデジカメ RICHO GX200
     手軽な標準構成の機材にて撮影しています。
     (カメラの仕様はこちらメーカーサイトを参照下さい)

  • 光跡画像の仕様について:

     どの画像もアングルを固定したインターバル撮影にて撮影した数枚〜数10枚の画像を『比較明合成』という手法で 重ね合わせて1枚の画像に仕上げています。結果としてフィルムカメラの時代に行っていたバルブ(長時間露光)と同じ ような天体の日周運動の光跡をとらえていますが、デジタルカメラの場合(自分のカメラの場合)は、 約15〜30秒間露光→記録保存等のインターバル処理→約15〜30秒間露光→・・・という繰り返しによる画像を重ね合わせている ために、インターバル処理間の光はとらえることができず、結果としてなめらかな星の軌跡ではなく、小さな 点状の途切れた軌跡となって写っています。
     インターバル処理に要する待ち時間は設定によってもまちまちですが、短時間での移動量が大きい飛行機の光跡や、 北天から遠く離れた星の光跡ほど、おおきく途切れた光跡となって写っていますので、読み取りの際にはその点を ご留意ください。


  • 各画像のサイズ・容量について

     容量不足の心配が全く不要な自宅サーバー内に設置しているブログのため、あえて画像は縮小はせずに全て原寸の画像をそのまま 置いています。よって原寸画像のダウンロードに関しては、ネットワークの状況にもよりますが、1枚の表示(ダウンロード) に最低でも2〜3分を要しますので、その点は十分にご留意の上、ご利用下さい。


  • 謝辞

     比較明合成による星景写真の美しさやおもしろさ、そして技法の数々を私に伝授して下さったのは sato tutomu 先生。 夏休みになると、地域の子ども会やサークルで星を見る会のご指導にひっぱりだこの先生です。私の勤め る小学校のすぐお隣の小学校の校長先生ということで、何かとお導きいただく機会も多く、この場をお借りして 感謝・御礼を申し上げます。